2日連続の発作(2)

昨日、1月24日の送迎車内でのこと。私は首をやられた。

11月に何度もやられてはいたが、12月には一度もそのようなことがなく1月に入ってからも他の人の運転の車で大事なかったため、その日も運転する人を信用し、左の後部座席に乗ってしまった。

最初から運転が荒かった。まず2回、固まった雪の段差を速度を落とさぬまま突入、私はうめき声をもらすもスピードは緩まず、凹んだ道路もそれほど速度も落とさず突入し激痛が走り声を上げる。さらに凸凹道でもスピードを緩めてはくれずうめき続け、凸凹道での3度目の衝撃で耐えきれなくなり、

「ちょっと待って!止まって!!」

と叫んだ。車が止まりきる前に私は道路に転がり落ちた。たぶん痛みに耐えきれずにドアによりかかった状態で、ドアノブに何かに引っかかって開いたのだと思う。足からではなく頭から転がり落ちたからだ。

転がり落ちた私は車から遠ざかろうとした。そのまま遠ざかろうとして横に転がったのだと思う。後から気付いたが、転がった先がくぼみで水たまりになっていたようだ。

3人乗っていた内の一人が降りてきてこう言った。

「どうしてそういうことをするんだ!?」

その意味を瞬時に理解した。つまりは、私が荒い運転のせいで事故の後遺症の発作に襲われたのではなく、私にはそもそも事故の後遺症などなく痛がっているのもウソで、ウソのために通院し薬も飲んでいる、とその人は思っているのだと。でなければ「どうしてそうなった?」、あるいは「どうした?」と言うはずだ。

私が痛みから逃れようとしていたことなどもウソで、ワザと騒ぎを起こして職場を見出している、とその人は思っているのだろう。だから私が首の状態が悪くて車に乗れない時にも声を掛けることもしなかったのだと思う。これまでただの一度も。

だから私は「どうするんだ?」と言うその人の言葉に耳を貸さずに、その場に残ることを選択した。ウソつき呼ばわりする人を信用するよりも、倒れたままでいる方がマシだと思えたからだ。

残りの二人が車を降りたかどうかも分からない。身動きも取れずに首も動かせず、何も見えなかったからだ。

そのまま車は走り去り、事務所への連絡もしてもらえないまま、私はしばらくそのままでいた。おそらく10分かそこらだろうが、痛みがわずかにおさまり右腕を動かせるようになった時になって、初めてくぼみにはまり込んでいることに気がついた。

少しして、後から来た人に見つけられそこから助け出された。前日よりも酷い状態で、首~左肩~左腕と左半身全てが動かない状態だ。首が上下左右に全く動かない状態で、しかも今回は腰も曲がった状態で固まっており、立っても正面が見えない。目だけを上に向けて、辛うじて数10cm程度、前が見えるぐらいしか視野がない。

さらには左半身だけでなく、右腕~右手にかけても痺れている。薬指と小指から肘の上にかけてで、感覚も怪しい。私の左半身に常時あるような触覚の鈍さ~無さと同じだ。

そのような状態でも左脚を引きずりながら、 同僚に助けられながらで、なんとか着替えて車に乗り込む。この段階で脚の硬直が辛うじて運転席に乗り込めるぐらいになっていた。しかし首が動かないので左右確認が出来ないし、前傾姿勢なので視野の3分の2がダッシュボードだ。危険でとても運転できない。

しばらく休んでいたら首が左には少し回るようになり、体も激痛に耐えれば少しだけ左右に振れるようになったため、速度を出さずに運転開始。普段1時間と少しの道のりを、途中休みながら3時間かけてなんとか帰宅。料理できないだろうと思って途中で買ってきた弁当などを食べることも出来ずに、ベッドに倒れ込み力尽きそのまま意識を失った。

健康な人には私がワザとやっているようにしか見えないのかも知れない。でもだれも好き好んでこんな体になどならないし、そんな真似もするはずがないと、なぜ思いを巡らせてはくれないのだろう…

加害者が得をし被害者がバカを見るこの国では、そもそも無理な話なのかも知れないが…

2日連続の発作(1)

一昨日、1月23日の会社帰り、買い物のためにスーパー、ユニバース福地店によった。

11月に職場内の送迎車で何度も首を痛めたり、さらには転げ落ちて凍死しかけたりしたものの、その後は特に大きなダメージもくらわずにおりました。もちろん毎日の痛みはありますし、ここ2ヶ月ほどは特に突然竹串か杭をさされたような激しい痛みが多発していましたが…

ところがこの日の突然の激痛は、これまででも一番のものでした。

精肉売り場の前で突然左肩~左背中の辺りを痛みに襲われました…動けません…右手にカゴを持ったまま痛みの箇所を押さえることもできません…身動き一つとれません…

少ししてかろうじて歩けるぐらいになり、精肉売り場よりは邪魔にならないと思われた通路対面のチルド売り場に移動した。そこで右手からカゴを床に落とし(体を曲げられないので床に静かに置くことが出来ない)、右手で左肩を押さえる。

多くの客が私を不審に思ったのか、ジロジロ見ながら避けて通る。しかし声を掛ける人は誰ひとりとしていない。おそらく商品補充のために何度か通りかかっているであろう店員でさえ素通りだ。人なんてそんなものだ。

どのぐらい立ちすくでいたのだろう…おそらく10分ぐらいはいたと思うが、ようやく少し体を動かせることが出来た。

痛みが特に激しいのは左肩の後ろ、背中側で、それ以外にも首、左脇腹、左腕に強い痛みがある。動かないのは左肩~左腕にかけてと、左の上半身。左脚も膝が上がらない、足首や股関節も動きが悪い状態になっている。首の可動範囲も狭いようだ。

このような状態のため、床のカゴを拾うことが出来ない。持ち手が立ったままの状態にも関わらず、腰が曲げられないために届かない。人の体は左右どちらかの腰が曲がらないとどっちも曲がらないからだ。

仕方がないので右足でカゴを蹴りながらレジに行く。本当はセルフレジの方が片腕にはありがたいのだが、レジ台にカゴを乗せられないので仕方なく有人レジに並び、店員にカゴを拾ってもらう。もちろんこの間も、周りの客は人をキチガイを見るかのようにジロジロと見ている。

店員は私が片腕が動かず歩きもおかしい事に気付いたようで、カゴを袋詰め用の台に持っていってくれた。サイフからカードを出すのにもたついていると取ろうとしてくれたが、それは断って自力でなんとかした。それ以上に袋に商品を詰めることが難しいことはやはり想像だにできなかったようで、その辺りには何も言わなかった。私は惣菜や豆腐などを入れるのに使う小さなビニール袋のロールが設置している器具に持参の袋を引っ掛け、時間を書けながらも何とか商品を詰め込んだ。

左膝が抜けて転倒しないように左脚を曲げずに引きずりながらお店を後にしようとすると、その左側を追い抜いてぶつかりかけながら他の客が追い抜いていった。わざわざ自動ドアのある狭い場所で追い抜く必要がどこにあるのだろうか? だがそのような行為をする人はとても多い。自分がぶつかられても平気だから、相手にぶつかりそうになっても気にもとめない。そしてもしぶつかっても、謝りもしないで逃げていく…私は実際にそのような経験も何度もさせられている。

そして帰宅後、ベッドに倒れ込んで意識を失った。

昔みたいに精神的にだけでも救われる可能性があることを知らなければ、ただただ諦めているだけで済んだのに…

せめてそのような時にやり返す権利を、誰か与えて欲しい。右腕、右脚だけで投げ落とす技は持っているから、それができれば私の痛みの半分でも返してやれるかもしれないから…