レンタカー

ようやく車をどうするかの目処が立った。

事故に遭った車を教職員共済からの120万円と修理工場下取りの5万円、そして加害者から出してもらった10万円で精算し、新たな車は新規にローンを組んで購入する。
3月17日の事故から1ヶ月近く経って、ようやく車の問題が解決する。

そう思った矢先、教職員共済から電話が来て予想外のことが告げられた。

教職員共済「車の件はどうなりましたか?」
私「加害者がなんとか不足分を出してくれることになり、なんとか事故車の精算は出来ることになりました」
教職員共済「それはよかった…それで新しい車はいつ納車ですか?」
私「5月中旬になると聞いてます」
教職員共済「あぁ…それはまずいですね…」
私「まずい?なにがです?」
教職員共済「いやぁ…レンタカーがもう終わりますよね…」
私「はい?なんのことですか?」
教職員共済「ですから事故後にレンタカーを手配してからもうすぐ30日ですので、もうレンタカーは出せなくなるんですよ…」
私「なんですかそれは、初耳ですけれど」
教職員共済「いやでもそういう決まりですので」
私「いやいやいや…あなたそんなこと言ってませんでしたよね?」
教職員共済「…」
私「解決するまでレンタカーの心配はしなくていいって言いましたよね?」
教職員共済「こんなに時間がかかるとは思っていなかったので…」
私「私最初に言いましたよね?パレット(事故に遭った私の車)は発売されたばかりで納車はおろか、部品調達も時間がかかるとディーラーから言われてるって、私説明しましたよね?」
教職員共済「ですが…」
私「その時にあなたが修理が終わるか車を買うまでレンタカーを出すって言ったんですよ?」
教職員共済「ですが30日という決まりがありまして…」
私「その説明一度でもしてくれましたか?私は一度もそんな話は聞いていませんよ?」
教職員共済「でも普通は30日と決まっていますので…」
私「契約している加害者はその情報知っているでしょうけれど、こちらは補償範囲とかなど聞かされなければ分からないわけですよ。だからこっちは状況を説明して時間がかかると言ったんです。それに対して問題ないとあなたは説明し、30日しかダメだとは一度も言っていませんでしたよね?」
教職員共済「ですがそういう決まりなので…」
私「決まりとかは分かりました。じゃああれですか?私に自分でレンタカーを借りろと言うんですか?」
教職員共済「そうなってしまいます…」
私「おかしいじゃないですか?あなたが大丈夫と言ったから安心してできるだけ急いで話を進めたのに、またこっちに背負えって言い出すんですか?」
教職員共済「そういうことは言っていませんが…」
私「でも自分でレンタカー代どうにかしろって言ってるじゃないですか」
教職員共済「でもそうなってしまうので…」
私「それともまた加害者にお願いしろって言うんですか?あんな嫌な思いをさせられてまた…」
教職員共済「でもこちらでは出せませんので…」
私「ならどうして最初に説明してくれないんですか?」
教職員共済「こんなに時間がかかるとは思っていなかったので…」
私「だからそういう口先だけの言葉なんてどうでもいいんですよ…信号待ちしていただけなのに事故に遭って、補修すると言うから信じたら、あれは出せない、これも駄目…覚えてます?メガネだってこっちが妥協してそちらの言い分に合わせてるんですよ?車だってそうです、どんだけ苦しめるんですか!?」
教職員共済「ですからご迷惑をお掛けして申し訳ないですが、こちらではレンタカー貸出から30日で終了ですので…申し訳ございません…」

その後、何を話しても「レンタカーは出せない」の一点張りだった。
車の購入に関してようやく解決したと思ったら、その納車までの足を私は失うこととなった。

叶わないこと

今日、病院で誰かに何かをぶつけられるかして、左腕の痺れと痛みが増し左手小指を使うことが困難になり、左腕の動きも制限された。

2階のリハビリで座って待っていた時、左首~左背中に衝撃を感じた。左半身の感覚が鈍いため(特に触覚)どの辺りか正確には分からないが、衝撃の後に指先まで痺れが広がったので何かされたのは間違いないと思う。

振り返ると年配の女性が腰のサポーターを外していた。サポーターが当たったのか、それを外そうとした手を当てたのか、それとも傍らにある荷物を当てたのか分からないが、直前直後に私の背後にいたのはその人だけなので間違いないと思う。私には何もなくても突然発作が出ることもあるわけだが、その際には痺れは走らず痛みだけか痛みも何もなく感覚全てがシャットダウンしてフリーズするかのどちらかだと経験則で知っているし、以前に何度も荷物や腕をぶつけられて発作が出た時の出方と同じだからだ。

痺れが広がり、左手~左腕は温度が下がり、左手小指~薬指の半分が痺れてうまく動かなくなっていく。左手の握力も下がり、左腕の可動範囲も狭まり、病院を出る頃にはジャンパーを普通に着ることもできなくなっていた。

しばらく睨んでいたが、当人は気にもとめずに隣の患者とバカ話をしている。

信じられないのは、サポーターを外すのも荷物を下ろすのも広い場所でやればいいものを、わざわざ椅子の間の狭いところにやってきて、しかも私の真後ろでそれを行ったことだ。

なぜ人にぶつかる可能性が高い場所にわざわざきて寄ってきてそれをやるんだ?

どうせ言ったところで「やってない」とか言うと知っている。
問い詰めても「悪気はないから」と被害者ぶることも知っている。
でもあなただって、身体が悪いから通院してきているのでしょう?
人それぞれ症状が違い、中には普通ならなんてことがないことでも大ダメージを受けるって、実を持って知っているはずでしょう?
その状況をマッサージの先生にキレながら説明していたら、嫌な物でも見るようなめで見やがって…こっちが視線を向けると知らんぷりしながら何度もチラチラと盗み見しやがって…お前のせいでこっちは身体を悪化させられているのに…

せっかくブロック注射でいくらか治まったのに、1時間と経たずにまた逆戻りさせやがって…

これを書いている今でも左手小指~薬指の動きは鈍く痛みと痺れは強い。
この痛みを消す術はない。
この気持ちを減らす術はあっても、それを私が手に入れることは叶わない。
なのに我慢しなければならない。
発作で痛みが暴れだすと、骨折や脱臼よりも痛むことがある。どうにもならない神経の痛み。
やられた分の痛みを相手にも与えたい…私が感じた分だけの痛みを味あわせたい…でもそれが叶わない…

不足分10万円

数日後、加害者に直接会って車の精算の不足分10万円を受け取ることとなった。

加害者「10万円用意してきました」

と封筒を差し出す。
受け取ろうとする私に加害者は言った。

加害者「お願いですからこれ以上請求しないで下さい…私だってもうお金無いんですよ…」

何を言っているのだろう、と思った。
お金がないのはこちらも同じだ。
いや、むしろ、自身の行動で事故を起こした加害者の金が尽きるのは自業自得でも、こちらは加害者の行動によって仕事も失い健康も害して、あげく過失ゼロなのに10万円を背負わされ掛けている。言うなれば「お金無い」はこっちのセリフだ。
だからそれを加害者が保証するのは当然であり、仮にそれで加害者自身が困窮したとしても被害者を優先するのは当たり前ではないのか?
それをまるで…これでは私がタカリか何かをしているかのようではないですか…なんでそんな言われようをされねばならないのだろうか…

私「そちらの犯した事故でこうなっているって分かってますか?」
加害者「それは分かっていますけど…」
私「別に過剰に請求しているわけではないんですよ。あなたのベルファイアが追突して廃車にするしかない私のパレットを精算して、自力で車を買い直すと言ってるんです」
加害者「でも…」
私「あなたが教職員共済が全て面倒みると言ったけどそうはならなかった。だから足らない分をお願いしたんじゃないですか?あなたも私の言い分に納得したからお金を用意したんですよね?」
加害者「…」
私「本当なら修理会社が特別に買い取ってくれることになった5万円だって、あなたが払って当たり前じゃないんですか?車が廃車になったのはあなたのせいなんですから…それなのになんで私が『たからないでくれ』と責められるんですか?」
加害者「分かりました、分かりましたから、まずは受け取って下さい」
私「不当に請求はしませんが、」
加害者「」

納得してはいないが、ひとまず封筒受け取り中身を確認する。

加害者「ですがなんとかこれ以上の請求は…」
私「…約束はできませんよ。教職員共済が保証してくれず足らない場合には相談するしかないですよね?教職員共済もあなたに相談してくれと言っていますし…それともあなたの犯した被害のツケを私に背負えと?」
加害者「それはそうですけど…僕ももう本当にお金がないんですよ」

これ以上話しても無駄なようだ。
そこで私はケータイのキャリアの変更に話しを振った。少しでも節約して無駄金を減らして欲しいと暗に提案するつもりで。

「ところでケータイを、ウィルコムにしてみるつもりは?」
加害者「え…でも番号変わると困るし…」
私「そんなの連絡すればいいだけてしょ。それに2台持ちで併用するだけでも君の場合は月に5000円は安くなるはずだよ」

以前、加害者とはケータイの話をしたことがあり、通話多用なのを知っていたための提案だ。
しかしどうにもしっくりこないようだ。表面上話を合わせて同調しているだけで、節約する意思がないように思われた。
事実、その後キャリア変更や2台持ちした形跡はなく、車も安いものに買い換えることもなく修理して使うという話だった。

結局、自分の生活を切り詰めるつもりはなく、被害者に保証すべき部分を減らして賄おうとしているように思えた。

だからどうしても訊きたかった質問をした。

私「ところで仕事は大丈夫なの?公務員で事故はまずいでしょ?」
加害者「なんとか同僚には隠し通せそうなんで…」
私「そっか、隠すんだ…でも生徒は?中学生の生徒たちにはどう説明するの?」
加害者「もちろん隠します!絶対にバラしません!!」
私「…」

この言葉は私にはとてもショックだった。
当たり前と言えば当たり前のことかもしれない。誰も自らの非を晒したくはないだろうし、隠せるものなら隠したいのかも知れない。

しかし中学教師がそれをするということは、生徒たち「人に被害を与えても逃げればいい、責任など取らずに知らんぷりすればいい」、と言っているように思えた。
当時、私の子供が中学生だったこともあり、私は彼の言葉を理解することが出来なかった。

結局、保証すると言ったのも反省したように見えたのもフリだけで、だから警察にも嘘の自供をし、被害者をタカリ呼ばわりして自分の財布を守ることに躍起なのだ。
そう思えた。

この日以降、加害者は一度も私からの電話には出れくれていない。
やはりそういう考えの人なのだろうと思った。

事故に遭った車の精算

事故に遭った車の支払い残金を精算するには、135万円が必要となる。
しかし相手の任意保険である教職員共済は120万円しか出さないと言う。こちらの過失がゼロでも全ては保証しないそうだ。
つまり15万円足らない。

そのことをディーラーに相談すると、
「修理工場が特別に5万円で下取りしてくれることになった」
と言ってきた。
全てのパーツを交換しなくてはならないって話だったのだが、それでも使えるパーツを見つけるつもりなのだろうか?
よく分からないが、とにかくこれであと10万円をどうにかすることとなった。

しかし私は今、無職だ。
事故により働けなくなった。
貯金もない…事故前に2年ほど祖父母の介護をしており職につけない状態で、実家が出してくれる4万円で光熱費や通信費等を払ってろくに食料も買えず、という生活で、祖父母の介護の際の食事のおこぼれをもらってかろうじて生きていただけ、貯金などあるはずもない。

これから自分でまた車を買うって時に、さらに10万円の負担を背負うのはかなり厳しい。

仕方ないのでダメ元で加害者に連絡をした。

電話を掛けて事情を話す。
私「私の考えではこちらの過失はゼロ、何1つ私に責任はないと考えているので、事故に遭った車の精算の一部でもこちらがするのはおかしいと思っていますが」
加害者「そのことは任意保険が全て面倒見るとお話しましたよね?」
私「その教職員共済が全額は出せないから加害者に相談しろと言ったんですよ」
加害者「そんなこと言われても…」
私「あの時、任意保険に任せるの他に、必ず賠償はすると言いましたよね?約束しましたよね?」
加害者「言いましたけど任意保険が全部やってくれると思っていたので…」
私「それが無理だからお願いしているんですよ」
加害者「そう言われても…こちらも辛いんですよ…」

私は思っていることをぶち撒けた。

私「こっちは非がない上に辛い目にあってますよ。新しい車はこちらでなんとかするから、事故に遭った車のことはお願いします、と言っています。私の過失はゼロなのに、事故を食らった車の残債まで背負わねばならないんてすか?」
加害者「それは…たしかにそうですけれど…」
私「あの時の言葉も嘘だったんですか?」

私のこの発言は、暗に事故直後とは違う説明を警察にしていたことを含めての言葉だったが、加害者に伝わったかどうかは分からない。

加害者「…分かりました、なんとかします」

こうして事故に遭った私のパレットの残債、その精算の目処がようやく立った。

車をどうするかを決めるも…

新しい病院で治療を開始して数日、何度か病院にいき、治療効果を実感していた。

左腕はまだ動く範囲が狭いが、左腕や首、左脇腹痛みは少しマシになった。
痺れは全く変わらないが、痛みの存在は感じるものの遠くにあるように感じるだけでだいぶ楽だ。
例えるならば、好きでもない音楽を爆音で鳴らされた時、すぐ近くなら苦痛だが、少し離れればうるさい程度で我慢できる。
治療を受けるとそんな感じの痛みになる。
ただ翌々日にはもう辛くなるので、週に3〜4回ほど通院すればの話だ。

これならもしかしたらもう少しマシになれるかもしれない。

そう考えた私は車についての決断をした。

教職員共済から出るはずのお金で事故に遭った車の残債を精算し、新たにローンを組んで新車を買う。

実家からの「祖父母を病院に運ぶために車を買え」との要求に応じつつ、事故に遭った車に関して区切りをつけ、そして治療に専念するために悩みの種を減らす、完璧なプランに思えた。この時はまだ治ると信じていたからだが…。

まずはそのことをディーラー担当に伝える。すると残債等を計算してくれ、135万円という数字が出た。
そこで教職員共済に電話し伝える。

私「車をどうするか決めました」
教職員共済「そうですか、良かった。早い方がいいですからね。買うのは中古にします?それともやはり新車てすか?」
私「買うのは新車ですが、お金を出して欲しいのは事故に遭った車の方です」
教職員共済「…」
私「事故に遭った車を一度精算して、その後で自分でまた車を買うことにします」
教職員共済「あぁ…そうですか…分かりました…いくらぐらいになりますか?」
私「調べてもらったら135万だそうです」
教職員共済「あぁ…そうですか…困りましたね…」
私「はい?何がですか?」
教職員共済「あのですね…120万円しか出せないんですよ…」
私「え?なんでですか?」
教職員共済「いちどでも乗ると中古車扱いになりますので…」
私「それは分かりますが、精算に必要な代金を支払ってくれるんじゃないんですか?」
教職員共済「ですからそこは決められた金額の中でやっていただくしか…」
私「いやいや、加害者は教職員共済が全て面倒みてくれると言ったから実際に必要な金額を出して下さいと言っているんです」
教職員共済「ですからそこは中古車の上限がありますので…」
私「それを言ったら世の中には新車は存在しないことになりますよね?新車の納車で即乗って事故起こしても中古車だ、と言うんでしょう?」
教職員共済「そう…なりますね…」
私「じゃあ私の新車が事故に遭ったのもウソだと言うんですか?」
教職員共済「いえ、けしてそんなことではないのですが…私共も悪意があって言っているわけではありませんので…」
私「ではこちらから悪意があって過剰に請求しているとでも言うんですか?信号待ちしていただけなのに追突され、仕事もなくして病院通いして、その上加害者の起こした事故のツケの一部を私に背負えと?」
教職員共済「けしてそういうことではないのですが…こちらの責任でもありませんので…」
私「じゃあどうしろと言うんですか?私に不足分を背負えと言ってるのでしょう?」
教職員共済「そういうことでは…では相手に直接請求してみてはいかがですか?」
私「加害者に?」
教職員共済「そうです。事故を起こした本人が支払うのが当たり前ですから」
私「でもその当事者が言ったんですよ?教職員共済が全て面倒見るって、被害も全て保証するって」
教職員共済「申しわけありませんが限度がありますので…」
私「じゃあ教職員共済では全額保証してくれないんですか…」
教職員共済「そうなります…申し訳ございません…」
私「じゃあもし事故に遭った車のローンを払い続けて新たに買う車の代金を払ってもらうとしたら?」
教職員共済「金額は同じになります…」
私「…つまりは新車は無理ってことですか?あるいはもっと安い車で我慢しろということですか?」
教職員共済「申し訳ございません…やはり一度でも乗った車は中古車ですので全額は保証できないんですよ…」
私「わたしは事故前の状態に回復してもらいたいだけですよ?実際に135万円掛かるんです、事故を食らった車を精算するだけでも。しかもこちらに過失がないのに、足らない文は被害者が背負うのが当たり前と言うんですか?」
教職員共済「申し訳ございませんが、車両に関してはそうなります」
私「車両だけでなくメガネでも何でも安くしろ安くしろ言われて従って、その上で金出せと言うんですね?」
教職員共済「いえ…そういうわけではないのですが…一度落ち着いてディーラーさんと加害者さんに相談されてみてはいかがですか?」
私「何を言っても120万円しか出さないと言うことですか?」
教職員共済「これでもだいぶ上積みしてあげたんですよ?こちらも頑張って出してあげてるんですよ?」
私「いくら上乗せしようと足らないなら私に出せと言うことですよね?こちらはただ信号待ちして停まっていただけなのに…」
教職員共済「申し訳ありませんがこちらもどうにも…」
私「分かりました、仕方ないので加害者に相談します。ほかのこともこの調子で保証してはもらえないんですか?」
教職員共済「他のこと…と申しますと?」
私「生活保証とか…私は働けなくなってるんですよ…」
教職員共済「そちらはご安心下さい。事故前の生活は保証しますので」
私「車代を追加で払わなければならない時点で金銭的負担は増えるので、収入を保証されても事故前の生活には戻れませんけどね」
教職員共済「…申し訳ございません…」

このようなやり取りでこの日は電話を切った。

全パーツを交換して修理しても事故車のローンが残って3年後の車検が通らない可能性が高く、事故に遭った車を精算するにも身銭を切らねばならない。
仮に教職員共済からくるお金で新車を買うにしても同じ車種では金額が足りず、だいぶグレードを落とした車種にしない限りは身銭を切ることとなり、その範囲内で中古車を買ったとしても車検は新車より短くなり、そのどれらでも事故に遭った車のローンを払い続けることとなる。

結局、被害者が加害者の罪のツケを被るのだと、私は知った。

いまさら自己紹介&更新情報

いまさらなんですが、自己紹介など。

ハンドルネーム「りうか」、書き物の時のペンネーム「紫緑龍化」です。
このブログでは「紫緑龍化」での記事作成となります。

八戸生まれの八戸育ち、現在は某会社にて働いています。

2008年3月17日に遭った交通事故の後遺症で、今でも月に5回以上整形外科に通って治療とリハビリしています。治すための治療と言うより、これ以上悪化しないための治療です。完治はせず、地味に悪化していて、神経ブロック注射で痛みをごまかして治療費を稼ぐために仕事をしている状況です。

このスペースでブログを書く前にも、事故のブログを書こうとしたことがあります。
しかしやはり精神的な負担が大きかったため断念…というか、身体と頭と、もしかしたら少しは残っているかも知れない心が拒否するんです。
でも事故から丸10年を数えるに至り、やはり無かったことにするのは悔しくて、再度書き始めました。

ゆえに更新頻度にムラがあります。ブログ開始から1年過ぎても、まだ事故発生から1ヶ月後を迎えられないほどです。嫌な事例が怒涛のごとく立て続けに起こっていたことも理由ではありますが…

本当はすべてを実名で書こうと思っていました。自分はもとより(私の場合はネットの某所で普通に本名晒してますけど)、加害者の名前も書こうと思っていました。
勝手に書くことも出来ますが、いちおう本人に通知し可能であれば了承も得たく思っていました。
しかし事故後、車両生産代金不足分をお願いし応じてもらって以降は、電話に一切出てくれなくなっています。これまで10回以上、たぶん20回ぐらいは掛けているんですが、あれ以来一度も電話に出てくれないです。

悩んだ末に、現状実名は出していません。加害者本人への影響はどうでもいいのですが、周りの人への配慮です。

だから自己紹介はおろか、管理者名も出すつもりがなかったんですけれど、ちょっとした心境の変化というか心理的なストレスを理由に出すことにしました。

管理者名を公開したことで、問い合わせフォームも設置しました。PC版表示では左のメニュー部分の一番下に、スマホ版表示では「≡」みたいな漢数字の三に似たマークで開いたメニューの一番下です。
利用する人なんてまずいないでしょうが(そもそもこのブログを見ている人が皆無でしょうが)、昔からHP作成時に管理者名を公開する場合には自身への連絡手段設置は当然だとおもっていたため、このように致しました。

このブログを公開しても何も変わらないと思っています。
加害者はやったもん勝ちで、私を助けることなど今後永遠に無いでしょう。それどころか事故など起こしていないと、一生誰にも話さず隠し続ける所存であると、私は知っています。まだ記事にしていませんが、事実として本人からそういう発言を聴き出していますので…残念ながらそれが現実です。
事故でも事件でも、被害者が馬鹿を見ます。「加害者にも権利がある」みたいに言う人もいますが、被害者はやられた側なのに、まるで被害者本人も悪いかのように何度も何度も言われます。

だれか一人でも知ってもらえればと、そう思っています。

同僚の予想外の動きで

<今まで、突発的な事象に起因した後遺症や発作の発生については書いてきませんでした。特にリアルタイムでの事例については。しかしそれについても思う部分があるので、今後は書いていこうと思うに至りました。>

今日、現場に入る前に防塵服に着替える場所にて、後遺症の発作が出ました。

同僚が着替えていてその後ろを通ろうとしたところ、突然同僚が後ろに下がってきました。
私の右肩が強く押される感じになって柱の角にぶつかり、そのまま上下の感覚がなくなって右半身は踏みとどまろうとするものの左半身は反応がよろしくなく、一回転するようにフラフラと歩いた後にドアノブに腰を打ち付け、その場に座り込むように崩れ落ちました。
次の瞬間には右手が左肩~首の辺りを抑えていました。おそらくその辺りをぶつけたのでしょう。
普通であれば倒れることもなく笑って済ませるぐらいの接触なのでしょうが、私の場合には左半身への衝撃で交通事故の後遺症の発作が発生することがよくあります。未就学児童の腕がわずかにかすっただけでも発生することがあったぐらいですので…

しばらく首を抑えて動けずにいましたが、その時すでに鈍いヌメッとした痺れが左手指先へと降りていく感じがしていました。

数分後には発作が出てきました。写真は発生から30分ほど後、車内で撮影したもの。角度的に分かりづらいですが、手の側面と手の甲側に左指が引っ張られています。

左手小指が外側に反って曲がりません。
他の指はいちおう曲がりますが、薬指の半分は小指に引っ張られて痛みが出て辛い。また握力はほとんどない感じで、500mlペットボトルを握って持つことも出来ない。
肩はほぼ上がらず、肘も45度も曲がらない状態。
そしてどんどん左腕が冷たくなっていく。

これでは出来る仕事がだいぶ限られるだけでなく無理すると悪化する可能性が高いため、仕方なく休日扱いにしてもらって帰ることとしました。

帰ると言っても、私の職場ではシャワーと着替えが待っています。
左腕が動かない状態でつなぎを脱ぐのは、けっこう大変です。
なんとか脱いでシャワーを浴びるも、片腕では体を洗うにも制限があります。
出来る範囲だけ洗って体を拭き、苦労してなんとか服を着替えて車に乗り込みます。

今回は左腕の発作だけで済んでいるので、運転については問題ありません。事故に遭ってからは突然前触れもなく左腕が動かないことはしょっちゅうなので、安全のために普段からハンドルはほぼ右手だけで操作してますし、ATなのでアクセル・ブレーキも問題なし。
シフトチェンジも右手で行なえます。さすがに走行中には行えないのでエンジンブレーキ等は諦めねばなりませんが、今の季節では不便はありません。

同僚がわざとやったわけではないのはわかっていますし、何度も謝ってくれているし、あちらにも嫌な思いをさせたこと、仕事の進捗状況に今後、わずかとは言え影響が出るかも知れないことなど申し訳なく思っています。
が、やはりそれでも悔しいです。辛いです。情けないです。
自称普通の人たちは誰かに話を聞いてもらえるとだいぶ楽になるらしいですが、私にはそれがありません。話しても何も変わらない、余計に苦しくなることがほとんどです。
わずかにいる楽になる相手には、もう話せることはありません。
ただただ悔しく苦しく惨めで情けなく辛いです。

この記事を書いている時点で、左腕は肘の高さまで上がるようになり、指は小指と薬指の反応は悪いけれども、キーボードを打つぐらいは出来るようになっています。8本指ですけどね。握力はまだほとんどないです。
自分で起こした事故の結果ならまだ受け止めようもありますが…悔しいですね。

1000文字小説

たしか事故に遭った年だったと思う。
あるニュースサイトで1000文字小説というサイトが始まったことを知り、そこに投稿するようになった。事故から半年ぐらい経った頃だったかな。

投稿できる作品は500文字~1200文字。
厳密に1000文字でなくてはならないわけでなく、そのぐらいで作品を作ろうというテーマと言うか、そんな感じのサービスだった。

そこに投稿している人は、恋愛とか男女とかそういうテーマが多いようだった。
しかし私はどうも毛色が違うらしく、変な話を投稿していたようで、わりと理解されない話ばかりを書いていたようだ。

そのうちそこでは、ユーザー主催のコンテストなども開かれるようになった。

しかし…なんだろう…どうもよくわからないルールを決めたがるというか…八方美人でないと悪、みたいに、そのコンテストの運営に積極的な人たちが行動し始めたことが、私の眼にはには違和感を持って映り始めたのだ。

そして居心地が悪くなってコンテストへの参加は途中でやめたしまった。
テーマを決めても「テーマにこだわらなくていい」
投票可能数も「何人にでも投票していい」
、とルールなんてあってないようなものになってしまい…最終的には常連だけで固まってしまって新人さんは参加できないムードになった、私にはそういう風に思えたのだ。

あれから徐々に人が減り続け、今ではもうトップページに表示されるランキング的な項目もフル表示にならずに閑古鳥が鳴いているような状態で、寂しく思っている。

そんな1000文字小説ではあるが、今でもたまに作品を書いて投稿することがある。
元々気が乗った時に書き始め、完成できたら投稿するスタンスだから人が多かろうが少なかろうが私的には何も変わらない。
しかしながら過疎化が進み過ぎて私の作品が複数トップページに表示されることもあり、そこだけが気に食わない。

1000文字小説 [1000moji.com]

新しい病院での治療

診察の最後に、治療の説明があった。
医師「まずは痛み止めの注射を2本、お尻と血管注射をしますが、アレルギーとかないよね?」
私「アレルギーとかかは分からないんですが、日赤で事故の1週間後に打った注射で具合悪くなりました」
私は八戸赤十字病院で駐車された後に起きた症状を説明した。
医師「それって何の注射だったかわかる?」
私「いえ…注射や薬などの説明とかは一切してくれなかったんで…ただ血管注射でした」
このとき医師は「たぶんあれかな」というような事を話してくれたが、どの種類の注射が疑わしいと話してくれたのかを私は覚えていない。
医師「もし注射やリハビリで不調を覚えたらすぐに言ってください。合わない場合もありますので」
私「分かりました」
医師「注射が終わったら2階でリハビリです。リハビリについては2階で看護師が説明します」
私「はい」
医師「あとは飲み薬を出します。3種類、1つは痛みを抑えるための薬、1つは回復を早めるためのビタミンのお薬、もう1つは薬で胃腸が悪くならないようにするお薬です」
私「分かりました」
医師「まずはこの治療を試してみて、症状を見ながら改善していきましょう」
私「分かりました、ありがとうございます」
これはおそらく、病院においては普通のやり取りだったのだと思う。しかし八戸赤十字病院ではこのような対応は一切されなかったので、これほど違うものなのかと、とても驚いた。

説明の後、隣の処置室のようなスペースに通された。
カーテン、パーテーションで仕切られたスペースに診療台があり、そこにうつ伏せに寝る。
お尻に痛み止めの注射を受けると、更に隣のスペースへと移動する。
そこは血管注射や点滴をするスペースのようで、そこで腕に血管注射を行った。

それらが終わると看護師が2階へと案内してくれた。
エレベーターで2階に上がる。様々な治療機器が目に入る。

まずは頭部にベルトを掛けて首を伸ばす機械からだった。
ヘルメットのあご紐だけのようなものを頭部…耳から下と言えばいいかアゴと言えばいいか、その辺りに装着し、機械で首を引っ張る。
看護師に「痛くないか」「きつくなく丁度良いぐらいが効果がある」と言われるが、初めてのことでどのぐらいか分からない。
ひとまずその時の設定でやっていくこととなった。
痛みは覚えなかったが、あの装着具合は私には不快だった。

次に電気治療、これを左手小指側の手首から肘までの延長線上で2箇所と、左膝に行うという。
これについても看護師が「痛くない程度がよい」「ピリピリするぐらいでよい」と言われたが、ここで問題が発生した。
電気を感じない。
電気が流れている感じ、ピリピリと言われるその感じが、まったくない。
看護師は首をひねりながら何度も電極パッドを確かめ、少しずつ出力を上げていく。
それでも電気を感じない。どんどん強くなっていく。
「痛い!!」
突然左腕に痛みが走った。看護師が慌てて電気を弱くする。しかし電気自体は感じていない。あるレベルから急に痛みが走り、下げると痛みが無くなる。その間、電気は感じていない。
何度か出力を上げ下げするが、やはり電気は感じずあるラインを超えると急に痛くなる、それだけだった。
電気を感じないのは私だけらしく、しかしながら私は今まで電気治療を受けた経験が無く、正直何がなんだか分からない状態だった。
とりあえず痛くなる直前の強さで電気を掛けられることとなる。

そして最後にマッサージの先生によるマッサージ。もみ始めてすぐに先生が言う。
マッサージ「ずいぶん固まってるね…これは時間が掛かりそうだ…何があったの?」
私「交通事故です」
マッサージ「だいぶほっとかれたか?」
私「日赤では軽症だからの一点張りで話も聞いてくれませんでした」
マッサージ「そうか…まぁ無理しない範囲で動かして、徐々にほぐしていこう」
私「無理しない方がいいんですか?」
マッサージ「そうだね、無理しても良くはならないからね」
私「そうなんですか…」
日赤では無理してでも動かした方が良いみたいに言われていたが、ここでは違うと言っている。

正直、これほど対応が違うとは思わなかった。そもそも病院を信用していなかったのもあるが、ここまで対応に落差があるとは…救急車で八戸赤十字病院に運ばれたのが無駄だったのではないかと思うほどだ。

こうして事故から3週間が経ち、ようやく私は事故の治療を受け始めることが出来た。

謝罪してきました

事故を起こしました(ある日突然事故に遭い)

前回、事故を起こしたことを記事にしましたが、その事故現場となった敷地の会社を尋ねて謝罪してきました。

警察から連絡があったようですが、私が追突したのは廃タイヤだったようで、だから私には連絡してこなかった、ということでした。
そして「廃タイヤが崩れただけだから」と言ってくれました。
私は事故当時の状況を説明し、持参した菓子折りを私、その会社を後にしました。
責められることもなく、丁寧に対応していただきました。

突然の訪問で驚かせたようです。
また私が訪れるとは思っていなかったようです。

それはほぼ被害がなかったから(崩れた廃タイヤを積み直すという手間を負わせてしまいましたが)、なのでしょう。

でも同時に、謝らなくて済むなら謝らない人が世の中には多い、ということも含まれているのでしょう

私は以前、車にドアをぶつけられたことがあります。隣に止まった車が大きくドアを開いて、当時私が乗っていたワゴンRのドアにぶつけたのです。
その人はぶつけたことに気付いていたはずなのに、すぐにそこから逃げました。私は祖母と子供も乗せていることから追いかけたりはしませんでしたが…

近頃の出来事言えば、レンタルビデオ店やコンビニなどで人にぶつかられて私の後遺症の発作が出て左腕などが動かなくなったりした時、その相手は謝罪はおろか他の人に「お互いに歩いていてぶつかっただけだ」とウソを付きました。そのいずれでも私は立ち止まっていただけなのに。

そういう人が世の中に多いから、連絡していないのだから顔を出すことはないだろう。むしろ事故を起こしてバツが悪いし謝りたくもないだろうから、都合悪いことからは目を背けて逃げ出してしまうのが当たり前になっているから、そういう人が大勢いるから謝罪に訪れるとは思っていなかった、そういうことなんだと思います。

だから責められることもなく対応してもらったこと、ありがたかったです。