事故翌日の診察 その2

昨日救急車で日赤病院に一緒に運ばれた被害者が診察に呼ばれ、その場を立ち去る。
それと入れ替わるように、今度は加害者が現れた。
何度も頭を下げてくる加害者。
そしてさっきの被害者との会話と同じようなやり取りとなる。
その加害者もすぐに診察に呼ばれた。彼は頭を下げながら立ち去った。

それからしばらく私は待つこととなった。
1時間以上形成外科で待ち続けたことで、整形外科に遅く来たという扱いになっているらしく、私が診察に呼ばれたのは正午を回ってからのことだった。

診察室に入る、医師はわりと若く見える男性。
医師はレントゲン写真から目を離さず、こちらには目も向けない。

医師「どう?」
私「昨日は右腕と首の後と右側が特に痛かったんですが、今日になったら左腕と左肩、首の左側の痛みの方が強くなりました。左手の指も痺れていてうまく動きません。あと左わき腹にも痛みがあります」
医師「それ、昨日なかったよね? (交通事故とは)関係ないよ」
私「え?でも事故後に痛くなったので…」
医師「そもそも君は一番軽傷なんだし、ケガも大したことはないんだから」

こちらの訴えは全否定、触診もないし、当然MRIもCTもなし。
私が大げさに嘘でもついているかのような態度で、まるで相手にしてくれない。
他の被害者に「頭とかも診てもらうように言った方がいい」と言われたが、もはやそれどころではなく、取り付く島もない状態。

医師「いちおう飲み薬を出すから、1週間後にまた来て」
私「もう終わりですか?」
医師「大したことないんだから、よほど酷くならない限りは限りは平気だから、1週間経つまでは来なくていいよ」
私「仕事は大丈夫でしょうか」
医師「大したことないんだけどな…じゃあ1週間休んでおけば?」

信じられないような話だが、これが2008年3月18日に八戸赤十字病院の整形外科外来にて実際に私が受けた診察だ。
後日、私の首に頚椎ヘルニアが見つかった。しかし教職員共済からは「事故直後に見つかってないので交通事故とは無関係」と吐き捨てられた。この日、ちゃんと診察してもらえたならば、その後の教職員共済の対応も、私の治療状況、後遺症の状態なども変わっていたのかも知れない。

交通事故に遭い心身ともにダメージを追っている人に追い打ちをかけるような医師がいることを、私はこの時に初めて知った。
でもそれは医師だけではないと、この後何度も知ることとなる…。

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