事故の瞬間

その時、私は信号待ちをしていた。

場所はくら寿司八戸城下店がある場所の前の道路だが、当時はまだくら寿司がなく空き地であったことを覚えている。2008年3月17日、時刻は午後4時40分ごろ。
乗っていた車はスズキのパレット。
納車からまだ半月で初めてのオートマ車で慣れていなかったこともあり、パーキングブレーキをかけてシフトレバーも「P」に入れた上でブレーキを踏んでいた。信号が赤に変わったばかりでしばらく待つことが予想されたためだ。
前には何台も車が止まっている、10台はいただろうか
右手でハンドルを握っていたことを覚えている。

ふいに、ルームミラーの中で黒い物体が右に左によぎった。

気がつくと目が見えない、眼の前がぼんやりと真っ白…顔に触れると眼鏡が無くなっていた。
シートが倒れている、倒したはずはないのに(後日運転席のリクライニング金具が折れていると判明)
気は失っていなかったように思えた。しかし衝撃から今の体勢までの記憶がない。眼鏡が無くなって見えなかったのかも知れない…いや、それでも車が停止するまでのことを覚えていないのはおかしい。
わずかな時間だが気を失っていたのだと思う。

とにかく車を止めねばと思ってパーキングブレーキを踏もうとするが、すでに踏みこんである。自分で操作していたことを思い出す。
首と右肩、右腕に酷い痛みが走る。何とかハンドルを握り身体を起こす。
眼鏡を探すが見つからない、予備の眼鏡を掛けて辺りを見回す。
そこには酷い状況が広がっていた。

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