新しい病院での診察

教職員共済から「手続きが終わった」との連絡があり、新しい病院に行ってみた。
八戸中心街に含まれる地域にあるその整形外科。中には入ったことはないが、子供の頃に近くの小児科に何度も行っていたためその存在は知っていた。

駐車場の広さは20台ほど。混雑時には満車で停められないかもしれないが、その時は近くの有料駐車場のお世話になろう。

中に入ると、わりと多くのスリッパと靴置きスペースがあった。紫外線殺菌のケースもある。いい感じだ。

受け付きに行き話をする。大きな水槽をマジマジと観察する間もなく、すぐに看護師さんが来て用紙に症状を書くことになった。
そしてレントゲン…事故直後よりもだいぶ硬直して動かなくなってしまった体でなんとか指示された体勢になろうとするが、痛みが酷くてうまくいかない。
病院を信用していない私の頭に一瞬不安がよぎったが、ここの看護師は「無理しなくていい」と言ってくれた。そして出来る範囲、私に無理がない体勢でレントゲン写真を撮ってくれた。今思えば当たり前のように思えるが、これまでの八戸赤十字病院での対応が頭にあったため、その時の対応をとても嬉しく思ったことを覚えている。

レントゲン撮影が終わり廊下の長椅子で待つ。すぐに診察室によばれる。

医師「交通事故に遭ったんだって?たいへんだったね。今はどこがつらいのかな?」
私「事故当日は右腕と首の後と右側が痛かったんですが、翌日になったら左腕と左肩、首の左側の方が痛みだして、左手の指、特に小指と薬指の半分が肘に掛けて痺れていてうまく動きません。左手にも力が入りません。あと左わき腹にも痛みがあります」
医師「なるほど…あとは?」
私「首が回らなくなってきて、左腕の動きも狭くなってきて、あと左膝に力が入らずストンと抜けて転んだり…これって交通事故とは関係ないんですか?」
医師「そうだね…」
医師はレントゲンを見つめた後、私に触診を始め関節の可動範囲を確かめているようだった。
医師「まず小指の痺れだけれども、頚椎の7番に問題があると出る症状なんだよね。でもレントゲンを見る限りでは骨折やヘルニアなどの異常はない」
私「それは関係ないってことですか…?」
医師「いや、レントゲンに写ってないだけでヘルニアであることもある。たまたま角度でレントゲンには写ってないとかね。でも何らかの異常があるから痺れとか出ているわけだし、左腕もだいぶ硬直して固まっちゃっているので後遺症と考えるべきだよね…しかし酷いな…事故からろくな治療を受けてなかったのかな…」
私「日赤で何度説明しても1番軽症だからと言って診てもらえませんでした」
医師「それは酷いな…すぐに治療を始めていればね…あと気になるのは、ほらレントゲンのココやココを見てみて」
首と背中の骨を指してなぞる。
医師「これね、真っ直ぐ過ぎるんだよ。首も背骨も緩やかにS字になってるものなんだけど、これは明らかに真っ直ぐ過ぎる、余裕がない。ストレートネックとか言うんだけど、これまでそんなこと言われたことあるかな?事故前から首痛かったとか」
私「いえ、言われたこともないですし、首が痛いこともまるでなかったです」
医師「だとすると明らかに事故の影響でこうなっているのだと思います。あと首の後ろに白くモヤっとしている影、見えるかな?」
私「あぁ…なんかありますね」
医師「首の後ろに骨が出来始めてるね」
私「骨ですか?」
医師「そう、骨なんだよこれ。あと左脇腹は原因が分からないけれど、事故後に出てきたのでこれも事故起因の神経痛だと思います」
私「神経痛ですか…」
医師「膝は筋力が落ちてる可能性もあるので、その方向でのリハビリをお薦めします」
私「私の痛みや苦しみは事故の後遺症なんですか?」
医師「そうだね。そう考えるのが自然だね。日赤の医師が何故気が付かなかったのか分からないけれど、これは明らかに後遺症。事故直後だけでなく、後から出てくる症状もあるからね」

事故から約3週間、私はようやく自身の不調が交通事故による後遺症だと認めてもらうことが出来た。
医師から嘘付き呼ばわりされずに済んだ。

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